シーズンオフのスタッフたち

今年初めてのアップです。この時期はバーベキューを楽しまれるお客様も少なく、桜の咲く時期からお客様のご注文があるのでバーベキュー器材もそれまでは冬眠中です。

 

この時期のバーベキューパークのスタッフは東京で獲れる魚介類の集荷・出荷で大忙しです。今の時期は荒川産のしじみや東京湾産のホンビノス貝が日に5トン程度入荷し、洗浄・選別・荷造りで、毎日冷たい水を使う作業が多く、ぶるぶる震えながらの作業が続きます。 作業の中でもゴミや異物の選別は大変です。死貝やバクダン(貝の中身が無く、泥が詰まったもの)の除去は一粒一粒をよりながら確認します。指先が冷たさで麻痺するので、横にはお湯が入ったバケツを準備、冷たさに絶えられなくなると手をバケツの中へ、45-50度あるお湯ですが、手を入れた瞬間は何も感じず、徐々に暖かさを伝わり、その後は熱さに変わります。この繰り返しです。鮮度重視ですのでどうしてもこのような環境なってしまいます。

バーベキューシーズンにはバーベキュー器材や食材をいっぱい積込み、都内を走り回るデリバリー車両もこの時期は貝類を積み込み都内に数少ない漁港を一日に何往復もしています。

今年からは現在入荷中のホンビノス貝をバーベキュー食材へ加える予定です。この貝はアメリカ原産ですが数年前より東京湾で見かけるようになりました。アメリカに行った船舶のバラスト水に種貝が混ざり、東京湾まで運ばれ、繁殖したものです。アメリカでのクラムチャウダーに入っている貝がまさしくこの貝らしいです。

味はハマグリに良く似た感じです。大ぶりの100グラムサイズも多く、バーベキューでご賞味してはいかがでしょうか? 漁場の海水に丸一日浸し、しっかりと砂抜きをしてからお届けします。

IMG_4107

IMG_4106IMG_4109